前歯のインプラントはご注意ください.

前歯のインプラントは見た目が重要です.

前歯をインプラントで検討されている方は、見た目が重要になります.歯を抜いた後に歯茎が下がらないように骨や歯茎を回復させる処置をする必要があります.

奥歯のインプラントとちがい、前歯のインプラントは見た目が悪いと失敗と言えるのではないでしょうか。

前歯のインプラント見た目の失敗例

インプラントの入っている部分の歯茎が下がってしまった状態でインプラントの差し歯が入っています.



歯茎が黒くなってしまったインプラント

このケースも前歯の歯茎が下がってしまった事が原因で見た目が悪くなってしまっています.

ひどい場合はかなりチタンが露出してしまう事もあります.

前歯にインプラントを入れる場合は、骨や歯茎の厚みが十分にある状態で行う必要があります。

前歯のインプラント治療例

前歯の左側の差し歯がインプラントの差し歯です.歯を抜いた後に骨が吸収しますので、場合によっては骨や歯茎を増やしてインプラントを行う事が必要になります.

お写真用に骨の厚みがある場合は、歯茎が下がりにくいため前歯のインプラントもある程度安心していれる事ができます.

将来的に歯茎が下がってしまった場合は歯ぐきの再生治療を後から行う場合もあります.

ジルコニアアバットのインプラントも歯茎が下がると見えてしまいます。

前歯のインプラントは単純に物が噛めるだけでは問題があります。見た目も重要になります。

 

前歯のインプラントを作成する際にインプラントのアバットを白くして歯茎の黒ずみを消しても歯茎が下がってしまってはやはり目立ってしまいます。

前歯の歯茎が下がってしまって、インプラントの白いジルコニアアバットメントが露出してしまっています。(少し色が違う部分です。)

 

自然に置いといても治りませんので、アバット面とを取り除いて、仮歯に交換した上で歯茎の再生治療を行います。

インプラントの角度が付いているために、仮歯の表側にネジで止める穴があいてしまっています。

 

歯茎の再生治療後、3ヶ月ほどこの状態で歯茎が回復するのを待ちます。

 

前歯のインプラントは、このケースのようにインプラントの角度をつけすぎてしまったりすると歯茎の下がってしまう原因になってしまいます。


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