本日は、総入れ歯が安定しないために来院された患者様に、少ない本数のインプラントで入れ歯をしっかりと噛めるよう処置させていただいたケースの紹介です。
通常全部歯のない方にインプラント治療を行う場合、6本から8本のインプラントを入れる治療を行うことになります。インプラントの上に固定する土台とセラミックの歯を入れますので、金額的に400~500万円ほどかかってしまうこともあります。
それほどの金額をかけたくないとお考えの方にお勧めの方法はインプラントオーバーデンチャーという方法があります。
費用が、半分以下に抑えられますし、しっかりと固定のできる方法です。
詳しくは本文にも書いています。
60歳以上の方にお勧めのインプラント総入れ歯の方へ
歯の抜けた本数の多い方のインプラント治療は、どうしても高額になってしまったり、お掃除が大変になってしまったりしてだめになってしまったり、何かと大変です。
特にこれから10年20年とインプラントで生活していくとなると、インプラントの周りのお掃除をご自身でするのがどんどん難しくなっていく60歳以上の方には、他人の手でメンテナンスをすることも考えていかなくてはいけません。インプラントを沢山入れて何本かに炎症を起こしてしまったら、外したり、被せ物を切り取ったり、また何本もインプラントを打ち直したりしなくてはいけません。
そこで、お勧めなのが、インプラントオーバーデンチャーという方法です。インプラントは総入れ歯の方で、2~4本入れればよく、お掃除も入れ歯を外してインプラントの上の部分だけ磨けばいいので、たとえ寝たきりになってもお掃除を簡単にしてもらうことがでできます。
お値段も、インプラントのブリッジといって固定式で取り外せないものの半額以下になります。
インプラントをする前に一度ご検討されてはいかがでしょうか?
90歳の方です。あごの骨の吸収が大きく入れ歯では大好きなお肉を食べれなくなっていました。前歯にインプラントを入れることで、大概のものは食べれます。
また、お掃除も簡単です。
3か月に一回のメンテナンスにお越しいただいています。
クリップで止めるだけで、しっかりとくっついています。
もちろん外れません。動かず、しっかりと噛めて喜ばれています。お値段、入れ歯代も含めて50万円でした。
インプラントの入れ歯(インプラントオーバーデンチャー)の長所まとめ
- 歯が1本も無い場合上下それぞれ2~4本のインプラントで済む
- インプラントの本数が少なくて済み安くなります。そのうえ、被せる歯の治療費もブリッジよりも入れ歯の方が安くすみます。
- 取り外して洗えるためお手入れが簡単。ブリッジタイプでは歯間ブラシや糸ようじなど様々な器具を使用して磨いても磨き残しが出てしまうためこまめに歯医者でお掃除が必要です。
上の入れ歯がすっきりとします。
通常、総入れ歯の方は、内側の歯茎を全部覆ってしまいます。
そのため、熱を感じなくなり食事の味が悪く感じたり、発音しにくくなったり、当たっていたかったりします。
インプラントの入れ歯では、しっかりと噛めるうえ、食事の違和感、発音、痛みが、なくなります。
インプラントのバーでがっちりととまります。
クリップで止めるだけなので簡単に入れることができます。
また、クリップが緩んできても簡単に入れ替えることができます。
ご自身の歯も残して入れ歯の支えになりました。